症状のお話〜鬱期【双極性障害Ⅱ型】

双極性障害の私の鬱の症状について紹介していきます。
(※私は医療従事者ではなく、一当事者としての体験を書いています。)

視野狭窄

軽躁でも視野は狭くなっていますが、鬱が始まっても同様ですね。
もちろん、渦中にいる時は自分で気付けませんが。
視野が狭くなると、自分のことしか考えられなくなるんですよね。
他人や環境への感謝を忘れてしまっている状態、とも言えると思います。

過食

これには非常に苦しみました。
私の場合は、吐かない過食でした。
ある時期には、1ヶ月で10キロ近く太りました。
食べている間はドーパミンが出ますし、幸福感を感じられるんです。
基本的に甘い物、脂肪分の多いものを欲するんですよね。
食べ物に向かっている間中は、嫌なことを忘れられます。
お腹がいっぱいになってからが勝負、みたいなところがあります。
苦しいけど、だからこそ意味がある、みたいな。
過食は非常に根強くて、回復したと言える状態になるまでに何年もかかります。私も10年以上過食が続いていました。
少し鬱気味に傾いただけで再発しますし、普通の食事がどんなものかわからなくなってしまいます。
何度も何度も逆戻りしながらでしたが、今は普通に満腹になったら食べない(食べたいと思わない)状態になることができました。
ストレスに対処する方法として自分を守ってくれたんだな、とも思いますが、自傷行為に他なりませんね。
過食は貧困にも繋がります。

倦怠感、気力低下

何をしても悪い方に考える様になっていきますね。
やる気も当然湧きません。
鬱が重くなってくると、鉛様麻痺(えんようまひ・・・身体が鉛のように重く感じられ、ベッドから起き上がれないなど)となり、仮眠になっていきますね。

仮眠

私の場合は、前述した鉛様麻痺とともに仮眠になっていきました。
学生時代は、朝起きられなくて遅刻したり欠席したり、次第に引きこもっていきました。
完全に症状だったわけですが、病気だなんてその頃は思わなかったので、自分はなんてダメな人間なんだ、逃げ癖のある人間なんだ、とどんどん自己否定に陥っていきました。

希死念慮

鬱が重い時期には希死念慮が生じますね。
自分はもうだめだ、消えてしまいたい、と感じます。
双極性障害の人の場合、軽躁の時期はキラキラしているので、そこから鬱の自分との落差が大きすぎてダメージを受けやすいようですね。
また、軽躁時に自分が作った借金や他人との軋轢が、鬱の自分を余計に苦しめることも多いです。
希死念慮が自分から発生することもあれば、どこかからやってきた希死念慮が頭にまとわりついて離れないような感覚の時もありました。
実際に自殺企図に至ったこともありましたが、行動力が足りずに未遂に終わって良かったと思います。

さて、ちょっと(だいぶ?)暗い回になりましたね^^;
鬱の症状は、うつ病とほぼ変わりないと言われています。(過食や仮眠は双極性障害に多いそうです)

ご参考にどうぞ!

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