双極性障害と結婚

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結婚して3年が経ちました。


出会ってから1ヶ月で付き合い始め、約一年半で結婚し同居開始。
入籍してから結婚式を挙げるまでの半年間は私の躁鬱の波がひどく喧嘩が絶えない日々でしたが、
その後双極性障害が発覚し薬を飲み始め、平和な暮らしが始まりました。


そんな私が結婚して良かったと思うことや、逆にデメリットだと思うことについても触れてみます。

メリット1:経済的に安定する

今でこそ安定したフルタイム勤務ができていますが、結婚前やその後しばらくは鬱の時期で仕事に行けないことも多かったです。
混合状態の時に突発的に仕事を辞めてしまったりもしました。


そんな時期、やはり会社員の夫の安定収入があるのは非常に助かりました。


働けなくて申し訳ない、と言う気持ちはいつもありました。
仕事を休んでばかりのくせに買い物にも行けない、そんな状況で罪悪感ばかりでしたが、

「何が食べたい?買ってくるよ」と毎日LINEで聞いてくれた夫の優しさに甘えさせてもらっていました。

神様ですね・・・!

メリット2:生活リズムが安定しやすい

平常時の話ですが、やはり双極性障害の人は夜中に突然作業をし始めたりなど、その場のインスピレーションで動きがちだと思います。


今も夜が遅くなる日はありますが、お風呂はいつも私が先に入ることになっているので、夫を待たせている→早く入らなきゃ!という形でちょっとしたペースメーカーにはなっています。


完全に一人だと食事もお風呂も睡眠も自由な時間にとってしまいますが、相手がいると少しは規則正しい方向に補正されると感じています。

メリット3:適度な距離感を学ぶ

双極性障害に限らずメンタルを病んでいる時は人との距離感を間違いがちだと思いますが、特に躁鬱の波で考えてみます。
躁の時は近すぎて相手を動揺させてしまいますし、鬱の時は全てから離れて一人の殻に籠りがちです。


一緒に暮らすパートナーがいることで、暮らしの中に他人がいる感覚、どんなに鬱でもそばに他人がいてくれる感覚を身につけられます。

メリット4:どんな自分でも見捨てないでくれる人がいるという安心感

私にとって一番のメリットがこれでした。


夫に出会う前は、男性と付き合っても一週間以内に別れることがほとんど、ひどい時は24時間以内に別れていました。
出会った当初はわがままな自分を隠しているので、どんな私でも愛してもらえるか(私の基準で)試してしまう癖があり、その基準を満たしてもらえないために、理由も告げず一方的に別れを告げていました。酷い女です^^;

夫の時も同じように一方的に離れようとしたのですが、夫が納得せず追求してきて、逃げられず降伏しました(笑)
理由を話せば「そんなことだったの!」と受け入れてくれ、そこからはわがままな気持ちも隠さず出すようになり、人生で初めて安定した恋愛関係を築けました。


自分の全てを受け入れてくれる存在がこの世に一人はいる、と思えると、何物にも代えがたい安心感が生まれます。


世界中の誰もがそんな存在を見つけて欲しいと思います。

デメリット:相手に負担をかけてしまう

デメリットも書いてみます。


メリット1で書いた私の仕事の不安定さによって、夫には大きな負担をかけていました。

誰しも精神的に辛い時期はあります。夫もそんな時期に私の状態が悪かったので、かなり辛かったと後からわかりました。


申し訳なさもありますが、夫が辛い時は私も支えになろう、と思っています。

デメリット2:時々一人暮らしに戻りたくなる

これは特に最近ありますね(笑)


うちは夫が猫アレルギーなこともあり、一人暮らしの時は猫と一緒に寝ていたのですが今ではそれができません。
居心地の良い自分好みのお部屋で猫とふたり自由な暮らし・・・の妄想だけしています^^

理想的な状態

これは双極性障害を公にしている実業家のハヤカワ五味さんがおっしゃっていたことですが、
交際当初から双極性障害であることは共有し、取説にして共有できると良いそうです。

私はそこまでできていませんが、夫も比較的波のある人なので私の波もなんとなく理解してくれているように思えます。
うまくいっている時は何も困りませんが、状況が悪くなってきた時に備えておくことは重要ですね。

また、相手は誠実で、ある程度精神的に成熟している人がいいと思います。

まとめ

全ての人に結婚生活が向いているとまでは言いませんが、私にとっては結婚がプラスに向いた部分が大きいです。


もし病気のせいで尻込みしている人がいる場合は、知ってもらうことで多少気楽に思ってもらえれば幸いです^^

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