「自分って双極性障害じゃないか?」と思っているあなたへ。
病院に行くかどうかで迷っていませんか。薬を飲むのは嫌だ、と思っていませんか。
そんな方に、私が一番伝えたいことを書きます。
(私は医療関係者ではなく一当事者であり、個人の体験を基に書いています。)
病院に行くと、ほぼ100%薬を処方されるでしょう。
(※双極性障害はカウンセリングよりも薬物療法が効果的だと判明しています。)
その”薬”に抵抗がある方も多いんじゃないでしょうか?
他でもない、私がそうだったからです。
でも、大丈夫でした。
薬によって、あなたが変わることはありません。
ちょっと語弊がありそうなので言い換えます。
薬を飲むことで症状が調整されますが、それによってあなたがあなたでなくなることは絶対にありません。
うまく治療が進めば、薬により、躁や軽躁の症状が調整されて小さくなり、場合によってはほとんど目立たなくなるでしょう。
ハイテンションなあなたは出てこなくなるかもしれませんが、あなたの長所がなくなるということは全くありません。
万能感が出てこなくなるかもしれませんが、その万能感はただの盲目だった、ということに気付くでしょう。
ドーパミンが一気に放出されたような多幸感はなくなるでしょうが、じんわりとあたたかな幸福がいつもそばにあったことに気付くでしょう。
”薬にコントロールされる”わけではありません。
”薬を飲むことで、自分をコントロールしていた躁鬱の支配から逃れ、本来のあなたを取り戻すことができる”んです。
もちろん、薬との相性もあると思います、そこは主治医とよく話し合いながら選択していくことです。時間がかかるかもしれません。
なにより薬物治療をすることで、意思とは無関係にやってきて私たちを苦しめる”鬱”が消えていってくれます。
鬱がさほど辛くないなら、受診しなくてもいいかもしれません。
でも、わざわざ検索して双極性障害について調べているあなたは、自分自身をなんとかしたいと思っているんじゃないですか?
場合によっては、希死念慮があるくらい辛い状態なのではないでしょうか?
もしあなたが双極性障害なら、頑張ってどうこうなるものではないと思った方が良いです。
病的かそうでないか、薬の服薬が必要かどうかは、お医者さんが判断してくれます。
輝かしい実績を作っては自ら壊し、自分に失望していく・・・そんな人生から、
着実に実績を積み重ね、周囲や自分自身の信頼を獲得していける・・・そんな人生にしませんか?
急かすつもりはありません。いつでもいいです。
あなたが「行こうかな」と思ったタイミングで、病院に行ってみてくださいね。
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